キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~ を読んで。

実は、私は数年前までよくキレていました。(なんの告白?)

友達や、会社の仲間、知人、他人にキレることは全くなかったのでしたが、
歴代付き合っていた恋人に、どうしようもない怒りをよくぶつけていました。

でも最近、気づけば、キレるということが、自然に消えてき
「あれ?最近キレてないな。。?でもなんでだろう?」とぼんやり不思議に思っていました。

そんな時、『キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~』という
漫画が目に入り、

あ、この人はキレることを克服した人なんだ。読んだら「キレる」ことが
何故なくなったのは分かるかもしれないと思って読み始めました。

▼大まかな話の流れ
①第一章 キレまくっていた私(作者のキレエピソード)
②第二章 どうしたら「キレる」のやめられるの?(キレるのをやめる為に、いろいろな方法を試す→みつかる)
③第三章 キレるメカニズム(ゲシュタルト療法を通して理解、作者の分析)

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作者は、普通の温厚な女性。
それが恋人のささいな言葉や、普通なら気にもしない小さなことで
怒りがフツフツと込み上げて爆発してしまいます。

その間、「イヤ、怒ってはだめだ。」と我慢したりもするのですが、
でも、もう抑えられなくて恋人にキレて、怒りをぶつけてしまいます。

でも、そんな自分を本当に嫌だ、もうそんな自分やめたいと
箱庭セラピーや、メンタルクリニックなど「専門家」に行けば
治せるかも!と思い行きますが、それは「病気ではない」の診断だったり
逆に自分の悪い部分の指摘をされ、さらにキレることが悪化してしまったります。

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もう、最初の方読んでで、作者の方の気持ち分かりすぎて泣いた。。。。( ;∀;)
「こんな、ささいなことで怒るな。」と自分に言い聞かせるけど、どうしても我慢出来なくてキレてしまう。
でもキレた後に毎回激しく後悔してしまう。

だから、私がキレないようにパートナーに、ここを変わって欲しい。
もしくは誰か目から鱗なアドバイスを欲しい。。!この作者が思うように、私もそう思ってました(´;ω;`)

そんな中、作者が見つけたのが「ゲシュタルト療法」。ご存じの方もいらっしるでしょうか。
これを受けることによって、自分の心がどんな状況にあるのかに気づいていきます。

自分の心がボロボロの瀕死の状態だから、ちょっとした言葉が大きな衝撃になって、自分の心を攻撃してきます。

この心の状態は、私も、ものすごく共感しました。
この方は、母親の影響によって「自分には価値がない」と思いこんでいる為、
精神がボロボロの状態で、何気ない言葉や、ほんの少しの注意でさえも致命的な攻撃になってしまい
自分を守ろうとパニック状態になってしまうことで、キレてしまいます。

ちなみに私の母親は、私を普通に愛情いっぱいに育ててくれました。が、
子供を育てるうえで、教育の知識はあまり勉強をしなかったので(そういうのが普通の時代だったと思います、、)
「お前はだからダメなんだ」とか「そんなのお前に出来るはずない」など、私を否定することがよくありました。
母曰く、私は生まれつき心が傲慢なんだそうです。だから、母心として「謙虚になりますように」と願い、よく否定したそうです。

母親のことは大好きですが、同時にこんな私に育ってしまったのは母親のせいだと憎くもあり、
「母としての愛情をいっぱい注いでいてくれたんだ」と、苦しい気持ちがなくなるのは、大分時間がかかりましたが、今は育ててくれたことに感謝しかないです。
色々思う事はあったけど、愛情をいっぱいに育ててくれることは事実だし感謝です。

さて、この漫画に描いてあるには、「普段、人は状況でコミュニケーションする。だけど自分の心に注目するだけで癒されるんだ。」
確かに、この部分を見ていくと、私のキレなくなった理由かなと思いました。

私がキレなくなったのは何でだろうと思うと母親への気持ちを認識したからというのもありますが、
旦那さんのおかげというのが、大きかったように思います。

今までの歴代の恋人には、「私がキレてしまうから、これはしないで欲しい、こう変わってほしい」と
懇願してきました。が、人間そんな変われるものではありませんし、だったら自分が、まず直せという話になってきます(^-^; そりゃそうだ。

旦那さんとも何度も何度も喧嘩(私が一方的にキレてる)はありましたが、本当に苦しい時があって「このまま一緒に暮らしていくのだと将来が不安!!もう無理!」と
キレながら泣きながら旦那さんに懇願したとき、
旦那さんは「HiroMoちゃん、辛いんだね。」と受け止めてくれて、大きく自分を変えてくれました。
(本人は「さほど大きな変化ではないけどね~」と言ってくれてますが、普通に考えたら大きい変化だと思います)

そのことによって、
「私いつもダメって言われてる気持ちになって辛かったんだ。でも、ダメな自分じゃない、大切にしてもらえる存在なんだ。」という安心感を覚えて、
キレることがなくなっていったように思います。以前だったら、キレていたこともキレなくなりました。

自分の気持ちを感じて、受け止める。自分への否定を払拭して癒していく。この漫画の作者は自分で克服してました。

私は旦那さんに出会えて旦那さんに受け止めてもらって、癒してもらいました。
漫画を読んだ夜、旦那さんへの感謝の気持ちで涙が止まらず、旦那さんが「えー。どうしたの(笑)そんな?」と笑ってました。
毎日「ありがとう」と言っても足りないくらい「ありがとう」。

でも、そんな事が出来る人は過去の歴代彼氏を見てても、友人とか見てても本当に少ないんじゃないかなと思います。(私は、たまに旦那さんは穏やかで優しくて本当に同じ人間なのかな?って思うくらいです。。)


作者の方は、「キレることに悩んでいる人が、キレることをやめられる即戦力になる本」を目指して描いたとおっしゃってました。
もし、自分自身がキレてしまう方で直したい!と思う方や、大切な方がよくキレるという方がいらっしゃったら、おススメの漫画です。

4 件のコメント

    • 壱隅さん
      コメントありがとうございます!
      私もですが、本当は出来るなら、キレずに暮らしたいですよね。
      人生修行(?)ですね。。!私も修行頑張ります(^-^)

    • ありがとうございます!ものの見方が変わったこともありますが、ほとんど旦那さんのおかげで変化できたのだと思います(^^)感謝してます、、!!

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